藤里の豊作踊りを知っていますか?
このページでは豊作踊り情報や、歴史などをお知らせします。
まち歩きマップ(2024年度)
※演舞場所や順番、時間などは毎年変わります。
藤琴豊作踊りとは・・・
藤琴本郷一円を旧石橋(役場前)で境界を定め、藤琴川に沿った上流方面を上(カミ)「上若勢」、その反対側を志茂(シモ)「志茂若勢」と称し、2団体によって演じられてきた芸能です。
今から約400年前の慶長7年、秋田藩主佐竹候が水戸から秋田へお国替えの際、主君の道中の寂しさをお慰めする家臣の道中芸が源と伝えられています。
全体が大名行列をかたどり、先払いー鳩鷹ー弓鉄砲ー万作旗ー槍ー獅子ー駒馬印ー鋏箱囃方(笛太鼓)と行列を組んで町内を練歩きます。
奴は奴踊り、棒持ちは棒使い、槍持ちは槍踊り、馬上の武士は、いわゆる駒踊りと称する出陣と戦いの様子を踊り、獅子は獅子舞を演じます。
芸能の行事次第
この踊りは藤琴浅間神社祭典の宵宮9月7日と祭典当日の9月8日に演じられます。
祭典当日の朝、当番の組は大名行列を形どって神社まで行きます。神社での神事が終わって、神輿が神社から出るとき、駒は境内に整列して囃子に合わせて蛇金をぶつけ、拍子をとりながら神輿を出迎えます。神輿は前方に行列をつくって進み、途中、駒が「街道払い」(ケャドバライ)を演じます。
神輿が町内を一巡し神社まで送り届けた後、笛太鼓の囃子で行列を組み、若勢頭が先頭を介添えしながら町内を練り歩きます。
駒踊り
馬上の武士が対陣、戦闘、乱戦、引き上げなど、戦いの様子を表現したものです。
踊り始めると装束がちぎれても委細かまわず踊り続けます。
種目によってお囃子の曲が決まっています。
駒踊りの楽しみ方・見どころ
☆ 二つの団体は踊り・囃子が違います。
☆ 疲れがたまる後半になるほど若勢の勢いは増し、踊りは激しくなります。
☆ 馬方節や、経文万歳は宝昌寺、開発センター前でのみ演じられます。(志茂若のみ)
駒踊りの種目
<上若>
三番叟・岡埼・三拍子・五拍子・八乗り・膝折り・むじり・乗り戻し・曲乗り・かた乗り など
<志茂若>
三番叟・岡崎・五拍子・膝折り・乗り戻し・乗り違い・島乗り・大乗り違い・かた乗り など
種目解説
「三番叟」 芸能の最初の演ずるもので厄払い
「岡崎」 出陣の場面で馬上の武士の士気を鼓舞する様子
「五拍子」 対陣し今まさに戦わんとする様子
「乗り戻し」 両軍必勝の意気込みで相対する場面
「乗り違い」 戦乱の場面で両軍入り乱れて奮戦する様子
「島乗り」 水中を乗り越える渡河戦を表す
「膝折り」 苦戦の様子で膝まずいて戦う様子
「大乗り違い」 両軍勝敗を決する意気込みで戦う様子
「かた乗り」 両軍勝敗が決まり引き揚げる場面
獅子舞
雄獅子2匹と雌獅子1匹の踊りで、前に垂れ下がった幕の端を両手につかみ、これを振り上げるようにして踊ります。
ストーリー
夫婦獅子(青獅子・赤獅子)が仲睦ましく旅していました。青獅子は或る地で其の地の勢いある雄獅子(黒獅子)に愛妻を隠され狂乱して探します。ひとむら茂ったススキの陰に赤獅子を発見し、狂喜する青獅子。そして勇猛に黒獅子と格闘します。闘いは終わり、夫婦は連れ立って後も見ずに旅先へと帰っていく姿をみた黒獅子はその睦ましさを見て、自分を悔い、その後温厚な獅子になるというお話です。
棒使い
「回り棒」「押し棒」「かぶり棒」など技の種類があります。
奴子踊り
武士の奴の踊りを形どったものといわれています。
万才
水平を着た太夫が、前口上を述べて才蔵を呼びます。才蔵は平服(ゆかたなど普段着)姿でほほかむり、扇子を持ちます。二人で節をつけて誦します。
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藤里町教育委員会 TEL:0185-79-1327
藤里町商工観光課 TEL:0185-79-2115
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